Discover Yatsugatake & Southern Alps Discover Yatsugatake
権現岳の風景(編集長撮影)

Mountain Guide | 八ヶ岳

権現岳 登山ガイド|八ヶ岳南部・観音平から編笠山・ギボシ岩稜をめぐる周回コースタイム

難易度・ルート概要
中級

八ヶ岳連峰南部、標高2,715mの権現岳。観音平から編笠山に登り、青年小屋から西ギボシ・東ギボシの岩稜を越えて、鉄剣の立つ岩峰の頂へ。下りは三ツ頭をめぐる周回。鎖場のある岩稜と、赤岳・阿弥陀岳を間近に望む大展望が魅力です。

  • 権現岳2,715m
  • 三ツ頭2,580m
  • 編笠山2,524m
標高
2,715m
コースタイム
観音平から編笠山・権現岳・三ツ頭の周回 約9時間43分(編集長の実測・休憩込み/2024年10月)。標準 約8時間
ベストシーズン
初夏〜秋(紅葉)。ギボシの岩稜は鎖場あり。残雪期・厳冬期は上級者向けの本格的な雪山
距離
11km
累積標高
1,445m
駐車場
観音平の駐車場(夏季・紅葉期は満車になりやすい)。天女山・富士見高原を起点にする登り方も
0:00経過0.0km1,574m
標高プロフィール編集長のGPX実測 ・ 沿面距離 11.07km
起点権現岳 2,715m編笠山の山頂、岩塊の頂に立つ。八ヶ岳南部の岩峰群を望む(標高2,524m)(クリックで拡大)編笠山から青年小屋へ下る。眼下に青年小屋と、これから向かう権現岳への稜線(標高約2,420m)(クリックで拡大)西ギボシへと続く岩稜・草付きの急登。権現岳が近づく(標高約2,630m)(クリックで拡大)ギボシの稜線、雲海を見下ろす展望地で両手を広げる(標高約2,630m)(クリックで拡大)権現岳の稜線から望む、赤岳・阿弥陀岳など八ヶ岳主稜線の大パノラマ(標高約2,690m)(クリックで拡大)権現岳の山頂稜線。岩峰の頂に立つ(標高2,715m)(クリックで拡大)権現岳付近の岩峰と、足もとに広がる雲海(標高約2,700m)(クリックで拡大)三ツ頭の頂。赤岳・権現岳を望む好展望地(標高2,580m)(クリックで拡大)三ツ頭から望む、権現岳とギボシの鋭い岩峰(標高約2,580m)(クリックで拡大)三ツ頭編笠山1,5002,80005.511.1 km起点権現岳 2,715m編笠山の山頂、岩塊の頂に立つ。八ヶ岳南部の岩峰群を望む(標高2,524m)(クリックで拡大)編笠山から青年小屋へ下る。眼下に青年小屋と、これから向かう権現岳への稜線(標高約2,420m)(クリックで拡大)西ギボシへと続く岩稜・草付きの急登。権現岳が近づく(標高約2,630m)(クリックで拡大)ギボシの稜線、雲海を見下ろす展望地で両手を広げる(標高約2,630m)(クリックで拡大)権現岳の稜線から望む、赤岳・阿弥陀岳など八ヶ岳主稜線の大パノラマ(標高約2,690m)(クリックで拡大)権現岳の山頂稜線。岩峰の頂に立つ(標高2,715m)(クリックで拡大)権現岳付近の岩峰と、足もとに広がる雲海(標高約2,700m)(クリックで拡大)三ツ頭の頂。赤岳・権現岳を望む好展望地(標高2,580m)(クリックで拡大)三ツ頭から望む、権現岳とギボシの鋭い岩峰(標高約2,580m)(クリックで拡大)三ツ頭編笠山1,5002,80005.511.1 km
ルート全体図地理院地図に編集長のGPS実測ルートを表示 ・ 11.07km

出典:地理院タイル(国土地理院) / ルートは編集長のYAMAP活動記録(GPX)の実測。スクロール拡大は地図クリック後に有効。

Location & access

所在地山梨県北杜市・長野県富士見町・原村(八ヶ岳連峰・南部)
登山口観音平登山口/山梨県北杜市小淵沢町(観音平)35.9153, 138.3430Google Mapで開く →
アクセス車:中央自動車道・小淵沢ICから観音平へ。富士見高原や天女山からのルートも。小淵沢駅からはタクシー等。
山頂35.9499, 138.3595地図で見る →

座標は編集長のGPSログ(実測)の起点・山頂地点です。

Editor's note

編集長のレビュー

編集長
編集長
登った日:2026-06-23

権現岳は、八ヶ岳連峰の南部にそびえる標高2,715mの山。地元・北杜市と長野県の境にあり、赤岳の手前、編笠山の奥に鋭い岩峰を見せる南八ヶ岳の高峰です。赤岳・阿弥陀岳・編笠山と同じ八ヶ岳のなかでも、ギボシの岩稜と鉄剣の立つ頂が印象的な一峰を、北杜の編集長が実際に登って紹介します。

歩いたのは10月。観音平を朝早く発ち、まず編笠山へ。青年小屋へ下って西ギボシ・東ギボシの岩稜を越え、鎖場をこなして権現岳の頂に立ちます。山頂稜線からは、赤岳・阿弥陀岳の岩稜が手の届きそうな近さで、足もとには雲海が広がりました。下りは三ツ頭をめぐり、振り返れば権現岳とギボシの鋭い岩峰が秋空にそびえていました。

編集長の実測は休憩込みで約9時間43分(05:38発・10:49登頂・15:21下山)、距離約11.0km・のぼり約1,445m。ギボシの鎖場と高度感のある岩稜、そして赤岳を間近に望む大展望が詰まった、八ヶ岳南部らしい充実の周回でした。

西ギボシ・東ギボシから権現岳直下は鎖・はしごの岩場が続きます。三点支持で慎重に、落石にも注意を。長い周回で標高差も大きいので、早出と時間の余裕を。残雪期・厳冬期は上級者向けの雪山です。権現岳から赤岳へとつなぐ主稜線の縦走も、八ヶ岳ならではの魅力です。

Routes

ルートを選ぶ

観音平から編笠山・権現岳・三ツ頭の周回(編集長のルート)

周回
難易度
中級
参考時間
約9時間43分(編集長の実測)/標準 約8時間
日帰り
日帰り・健脚向け(青年小屋・権現小屋泊も)

観音平を起点に、まず編笠山へ登り、青年小屋へ下って西ギボシ・東ギボシの岩稜を越え、鎖場をこなして権現岳の頂へ。下りは三ツ頭をめぐって観音平へ戻る周回です。ギボシから権現岳直下は鎖・はしごのある高度感のある岩稜帯で、三点支持と落石への注意が要ります。赤岳・阿弥陀岳を間近に望む大展望と、編笠山・三ツ頭の連なりを一度に楽しめる充実のルートです。編集長もこの周回を歩きました。

天女山・三ツ頭からの往復/赤岳への縦走

縦走
難易度
中級
参考時間
天女山から三ツ頭経由で権現岳へ/キレット経由で赤岳へ
日帰り
日帰り〜小屋泊

天女山(美し森)から前三ツ頭・三ツ頭を経て権現岳へ至るルートも歩かれています。また権現岳から北は、旭岳・キレットを越えて赤岳へと八ヶ岳主稜線の縦走が続きます。いずれも鎖場のある岩稜で、権現小屋や赤岳天望荘などの山小屋を拠点にできます。

Editor's record

編集長の実測タイム

編集長が実際に歩いたときの行程です(動画の記録より)。コースタイムの目安にどうぞ。

  1. 05:38観音平登山口を出発
  2. 08:13編笠山(標高2,524m)
  3. 08:57青年小屋(赤提灯「遠い飲み屋」の鞍部)
  4. 09:48西ギボシ(鎖場のある岩稜へ)
  5. 10:24東ギボシ・権現小屋
  6. 10:49権現岳に登頂(標高2,715m・鉄剣の立つ岩峰)
  7. 12:25三ツ頭(標高2,580m・赤岳の好展望地)
  8. 15:21観音平へ下山(周回 約9時間43分)

History & culture

歴史と文化

権現岳(ごんげんだけ)は、八ヶ岳連峰の南部にそびえる標高2,715mの山です。山梨県北杜市と長野県富士見町・原村の境にあり、八ヶ岳の主稜線南部をなす高峰のひとつです。

山頂は険しい岩峰で、頂のすぐ近くに長い鉄剣(鉄の剣)が立っていることで知られています。西には西ギボシ・東ギボシの鋭い岩稜が連なり、北は旭岳からキレットを経て赤岳へと八ヶ岳の主稜線が続きます。南には編笠山・三ツ頭が連なり、山頂直下には権現小屋が立ちます。

山名は、山岳信仰の「権現」に由来するとされます。観音平・天女山・富士見高原などが主な登山口で、編笠山や三ツ頭をめぐる周回、赤岳への縦走の起点としても親しまれています。山頂からは、赤岳・阿弥陀岳の岩稜を間近に、富士山や南アルプス、北アルプスまでの大展望が広がります。

Photos

編集長が撮った風景

すべて編集長が実際の山行で撮影した写真です。タップで拡大できます。

FAQ

よくある質問

権現岳は初心者でも登れますか?
西ギボシ・東ギボシから権現岳直下にかけて、鎖やはしごのある岩稜が続く中級以上の山です。高度感があり、三点支持での岩場通過に慣れていることが望まれます。編集長が歩いた観音平からの周回は距離約11km・のぼり約1,445mの健脚向け日帰りで、体力と時間に余裕を持った計画が必要です。残雪期・冬は上級者向けの雪山になります。
どのルートが一般的ですか?
観音平を起点に編笠山・権現岳・三ツ頭をめぐる周回と、天女山(美し森)から三ツ頭を経て権現岳へ至るルートがよく歩かれています。編集長は観音平から編笠山に登り、ギボシの岩稜を越えて権現岳、下りに三ツ頭をめぐる周回を歩きました。富士見高原を起点にする登り方もあります。
山頂の鉄剣とは何ですか?
権現岳の山頂は険しい岩峰で、頂のすぐ近くに長い鉄の剣が立っていることで知られています。山岳信仰にゆかりのあるもので、権現岳の象徴的な風景として親しまれています。岩峰の上は狭く高度感があるため、足もとに注意してください。
赤岳とつなげて歩けますか?
権現岳から北は、旭岳を経てキレットを越え、赤岳へと八ヶ岳の主稜線の縦走が続きます。鎖場やはしごの連続する上級者向けの岩稜で、権現小屋や赤岳天望荘などの山小屋を拠点に計画されます。編集長は今回、編笠山・権現岳・三ツ頭の周回を歩きました。

Where to next

次に登るなら

同じエリアの山

赤岳
中級 2,899m
阿弥陀岳
中級 2,805m
編笠山
中級 2,524m
硫黄岳
中級 2,760m
北横岳
初級 2,480m
にゅう
中級 2,352m
蓼科山
中級 2,531m
天狗岳
中級 2,646m

← 山図鑑にもどる