青木鉱泉(ドンドコ沢)ルート
周回南精進ヶ滝・白糸ノ滝・五色の滝と名瀑が連続する変化に富んだ道。そのぶん急登が長く、距離・標高差ともに大きい体力勝負のルート。編集長もこのルートを日帰りで歩きました。
青木鉱泉を起点に、名瀑の連なるドンドコ沢を登って地蔵岳・観音岳・薬師岳の3座を踏む周回ルート。
出典:地理院タイル(国土地理院) / ルートは編集長のYAMAP活動記録(GPX)の実測。スクロール拡大は地図クリック後に有効。
Location & access
座標は編集長のGPSログ(実測)の起点・山頂地点です。
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Editor's note
鳳凰三山は、地蔵岳・観音岳・薬師岳の3座をつなぐ南アルプスの稜線歩きです。なかでも青木鉱泉を起点とするドンドコ沢ルートは、南精進ヶ滝・白糸ノ滝・五色の滝と名瀑が連続する変化に富んだ道。そのぶん序盤から急登が続き、距離・標高差ともに大きいため、日帰りは健脚・経験者向けで、一般には小屋泊が現実的です。
核心は登りの長さと、地蔵岳のシンボルであるオベリスク。てっぺんへはロープが要り一般には登りませんが、花崗岩の大塔を見上げるだけでも圧巻です。地蔵岳から最高峰の観音岳へは意外に登り返しがあるので、体力を残して進みたいところ。晴れれば観音岳から富士山、北岳・間ノ岳・農鳥岳の白峰三山、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳までぐるりと見渡せます。
編集長は北杜市の自宅から毎日この稜線を見上げ、「いつか」と思い続けてきました。暗いうちに歩き出し、狭い岩場と迷いやすい区間に気を遣いながら登り切ったとき、南アルプスが丸ごと見える贅沢な縦走だと心から感じた一日でした。
日帰りはとにかく無理をしないこと。早出を徹底し、下山時刻に余裕が持てないなら鳳凰小屋などでの1泊を選んでください。体力と経験に応じて、ルートと日程を組むのが安全です。
Routes
南精進ヶ滝・白糸ノ滝・五色の滝と名瀑が連続する変化に富んだ道。そのぶん急登が長く、距離・標高差ともに大きい体力勝負のルート。編集長もこのルートを日帰りで歩きました。
滝の見どころは少ないものの、樹林帯と稜線が歩きやすく、南御室小屋などを使った小屋泊の計画が立てやすい王道ルート。体力に応じて選びやすいのが利点です。
Editor's record
編集長が実際に歩いたときの行程です(動画の記録より)。コースタイムの目安にどうぞ。
History & culture
鳳凰三山は、地蔵岳・観音岳・薬師岳という仏に由来する三つの峰からなり、古くから信仰を集めてきた山です。山名の由来には諸説あり、地蔵岳に屹立する尖塔「オベリスク」を鳳凰のくちばしに見立てた説や、この巨岩を大日如来になぞらえた『法王山』が転じたとする説などが伝わります。
地質的にも特別な山です。茶褐色の岩が多い南アルプスにあって、鳳凰三山は甲斐駒ヶ岳と並ぶ数少ない『花崗岩の白い山』。足元に広がる白砂と、風化した花崗岩の岩峰群が、独特の明るい稜線をつくります。地蔵岳のオベリスクは近代登山の父ウォルター・ウェストンが明治後期に初登したと伝えられ、頂部はロープを要する岩登りのため、いまは一般には登られていません。地蔵岳と赤抜沢ノ頭との鞍部『賽の河原』には数多くの石地蔵が並び、子授けの信仰が今に残ります。
初夏から夏にかけては、鳳凰の名を冠した希少な高山植物ホウオウシャジン(環境省レッドリストの絶滅危惧種)が花をつけます。麓の北杜から毎日見上げるあの白い稜線に、こうした物語が重なっていると知ると、同じ一歩が少し違って感じられるはずです。
Photos
すべて編集長が実際の山行で撮影した写真です。タップで拡大できます。
FAQ
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