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鋸岳の風景(編集長撮影)

Mountain Guide | 南アルプス

鋸岳 登山ガイド|南アルプス屈指の難路・釜無川ルートのコースタイム

難易度・ルート概要
上級

甲斐駒ヶ岳の北西に連なる鋸歯状の岩稜。釜無川源流の長い林道から取り付き、岩場とルートファインディングをこなして第一高点へ。南アルプス屈指の難路。

  • 鋸岳(第一高点)2,685m
標高
2,685m
コースタイム
釜無川ルート 往復 約12時間47分(編集長の実測・休憩込み)
ベストシーズン
残雪が消える初夏〜秋。岩稜のため悪天・降雨時は避ける
距離
25.6km
累積標高
2,215m
駐車場
釜無川林道ゲート前のスペース(台数少なめ)
0:00経過0.0km934m
標高プロフィール編集長のGPX実測 ・ 沿面距離26.87km
起点鋸岳(第一高点) 2,685m夜明けの南アルプス遠望。釜無川ルートの長い一日が始まる(クリックで拡大)釜無川沿いの長い林道を行く(標高約1,340m)(クリックで拡大)樹林を抜け、稜線が近づく(標高約2,100m)(クリックで拡大)ヘルメットを着けて岩場へ(標高約2,200m)(クリックで拡大)鋸歯状の岩稜をたどる(クリックで拡大)岩稜の高みを行く(第一高点の手前)(クリックで拡大)鋸岳・第一高点に到達(標高2,685m)(クリックで拡大)鎖のかかる岩の窓をくぐる(鋸岳の核心部)(クリックで拡大)長い樹林帯を下山する(クリックで拡大)9002,800013.426.9 km起点鋸岳(第一高点) 2,685m夜明けの南アルプス遠望。釜無川ルートの長い一日が始まる(クリックで拡大)釜無川沿いの長い林道を行く(標高約1,340m)(クリックで拡大)樹林を抜け、稜線が近づく(標高約2,100m)(クリックで拡大)ヘルメットを着けて岩場へ(標高約2,200m)(クリックで拡大)鋸歯状の岩稜をたどる(クリックで拡大)岩稜の高みを行く(第一高点の手前)(クリックで拡大)鋸岳・第一高点に到達(標高2,685m)(クリックで拡大)鎖のかかる岩の窓をくぐる(鋸岳の核心部)(クリックで拡大)長い樹林帯を下山する(クリックで拡大)9002,800013.426.9 km
ルート全体図地理院地図に編集長のGPS実測ルートを表示 ・26.87km

出典:地理院タイル(国土地理院) / ルートは編集長のYAMAP活動記録(GPX)の実測。スクロール拡大は地図クリック後に有効。

Location & access

所在地山梨県北杜市・長野県伊那市(南アルプス最北端)
登山口釜無川林道ゲート/山梨県北杜市(釜無川源流)35.8569, 138.2246Google Mapで開く →
アクセス車:中央自動車道の小淵沢IC・諏訪南IC方面から釜無川林道ゲートへ。ゲートから先は長い林道歩き。
山頂35.7790, 138.2101地図で見る →

座標は編集長のGPSログ(実測)の起点・山頂地点です。

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Editor's note

編集長のレビュー

編集長
編集長
登った日:2026-09-17

鋸岳は、甲斐駒ヶ岳の北西に連なる標高2,685m(第一高点)の山です。その名のとおり鋸の歯のように切り立った岩稜が続き、不安定な岩場の通過とルートファインディングが求められる、南アルプス屈指の難路として知られます。北杜市在住の編集長が、地元の南アルプス北端を実際に歩き、判断材料を整理します。

歩いたのは、富士川(釜無川)源流をさかのぼる釜無川ルート。前半は源流沿いの林道を延々と歩き、横岳峠から急登で稜線へ。そこから先は鋸歯状の岩稜が連続し、鎖や岩に開いた窓(鹿窓)をこなしながら第一高点をめざします。往復約27kmと長く、岩場の処理を誤れば致命傷になりかねません。

駐車についても、動画で編集長自身が当日の様子を話しています。釜無川林道ゲート前には駐車場がなく、路上に車を寄せて停めたと話しています(動画 0:59)。そこから先は自転車を使って林道を進んだとも話しています(2026-06-17の山行、動画 2:35)。ただし林道での自転車利用が認められるかどうかは状況により変わるため、最新情報は事前にご自身で確認してください。

編集長の実測は休憩込みで約12時間47分(04:21発・11:28登頂・17:08下山)。ヘルメットを着け、長い林道と険しい岩稜を歩き切った一日でした。麓の北杜から仰ぐ甲斐駒ヶ岳、その隣に刻まれた鋸の稜線に、実際に立つ充実感はひとしおです。

明確に上級者向けの山です。岩場の経験・ヘルメット・確実なルートファインディングが前提。エスケープに乏しく行動時間も長いので、早出を徹底し、天候が崩れる日は入山を見送ってください。

Routes

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釜無川ルート(富士川源流・西側)

往復
難易度
上級
参考時間
約12時間47分(編集長の実測)
日帰り
日帰りは超ロング・健脚限定

釜無川ゲートから源流沿いの林道を延々と歩き、横岳峠から急登で稜線へ。そこから先は不安定な岩稜とルートファインディングの連続で、鎖や岩の窓(鹿窓)をこなして第一高点へ至ります。往復約27kmと長く、岩場の処理を誤れば致命的。南アルプス屈指の難路で、編集長もヘルメットを着けて長い一日を歩き切りました。

戸台・角兵衛沢ルート/甲斐駒からの縦走

往復・縦走
難易度
上級
参考時間
1泊以上が一般的
日帰り
上級者向け

伊那側の戸台から角兵衛沢を詰めるルートや、甲斐駒ヶ岳から縦走するルートもありますが、いずれも崩れやすい岩場・急峻なルンゼをともなう上級者限定の道です。

Editor's record

編集長の実測タイム

編集長が実際に歩いたときの行程です(動画の記録より)。コースタイムの目安にどうぞ。

  1. 04:21釜無川ゲートを出発(源流沿いの長い林道へ)
  2. 05:41まだ林道歩き(標高約1,340m・7.5km地点)
  3. 08:33樹林を抜け、岩稜帯へ(標高約2,100m)
  4. 11:28鋸岳・第一高点に登頂(標高2,685m)
  5. 15:34長い林道を下る(16km地点)
  6. 17:08釜無川ゲートへ下山(往復 約12時間47分)

History & culture

歴史と文化

鋸岳は赤石山脈(南アルプス)の北端、甲斐駒ヶ岳の北西に連なる標高2,685m(第一高点)の山です。その名のとおり鋸の歯のようにぎざぎざと切り立った岩稜が連なり、日本二百名山・山梨百名山に数えられています。

三角点は北寄りのピーク(2,606.8m)に置かれていますが、最高地点は第一高点(2,685m)。第二高点(2,675m)との間には大ギャップ・小ギャップと呼ばれる切れ込みや、岩に開いた窓をくぐる『鹿窓』など、名うての難所が連続します。不安定な岩場の処理と的確なルートファインディングが求められ、一般登山者の姿を見ることは多くありません。

南アルプスの中でも特異な存在で、静かで険しい岩の山。麓の北杜から仰ぐ甲斐駒ヶ岳の、その隣に刻まれた鋸の稜線は、見る者に強い印象を残します。

Photos

編集長が撮った風景

すべて編集長が実際の山行で撮影した写真です。タップで拡大できます。

FAQ

よくある質問

鋸岳は初心者でも登れますか?
いいえ。鋸岳は南アルプス屈指の難路で、明確に上級者向けの山です。不安定な岩稜の通過とルートファインディングが連続し、ヘルメットや岩場の経験が前提になります。初級・中級の方は、まず他の山で岩場と長時間行動の経験を積んでください。
釜無川ルートはどれくらいの長さですか?
編集長の実測で往復約27km・行動時間約12時間47分の超ロングルートでした。前半は釜無川源流沿いの林道歩きが延々と続き、後半に岩稜の難所が集中します。日帰りは健脚限定で、早出と綿密な計画が必須です。
鹿窓とは何ですか?
鋸岳の岩稜帯にある、岩に開いた窓のような穴です。鎖を使ってこの穴をくぐり抜けて反対側へ進みます。大ギャップ・小ギャップと並ぶ鋸岳の象徴的な難所のひとつで、通過には慎重さが求められます。
鋸岳の最高地点はどこですか?
第一高点(標高2,685m)が最高地点です。北寄りに三角点のあるピーク(2,606.8m)、南側に第二高点(2,675m)があり、その間に大ギャップ・小ギャップ・鹿窓といった難所が連なります。

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